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人間型ロボット

第5章 出逢イ 再ビ

今翔ちゃんの家にいる


翔「んで部長がさー」
和「確かに!俺も思ってたんだー」

会話は弾む
それもそう 付き合って3年は経っているからね んや、もっとか

翔「ニノ、良かったら今日泊まってかない?」
和「うん 泊まる〜」
翔「飯はチンな?笑」
和「はいはい 笑 」

翔ちゃんの料理は相変わらずでほぼ毎日外食ならしい

体に悪いな〜

喉渇いたと呟くと翔ちゃんは台所へ向かう

翔「ニノもいる?りんごじゅーすかいちごオレ」
和「いる、いちごオレ」

甘党の翔ちゃんはいつもジュースを常備してる

いちごオレの紙パックを出し持とうとした手が滑り無残にもこぼれ落ちた

翔「やっべ、こぼれた!」

大慌てして床を拭く翔ちゃん

和「何やってんのよ〜、ベタベタしちゃうよ」

翔ちゃんの元へ駆け寄れば同じように床を拭く

もう大丈夫かと思い立とうとしたら翔ちゃんが俺の腕を掴んだ

翔ちゃんは俯き気味に弱々しく言う

翔「雅紀くん戻ってきたんだよね、やっぱりあれかな、また好きになっちゃったりした?」

笑って見せるも目は微笑んでない
悲しげな表情をする翔ちゃんを見てられなくて思わず抱きしめた

和「何言ってるの。いつの話よそれ、忘れたに等しいわ。それにあの人は雅紀じゃない。好きなのは翔ちゃんなんだから安心してよ」

俺よりたくましい体を抱きしめる

翔「それもそうだな、お前のことになると心配症になるから大変だよ」

ははっと笑い抱き締め返す

翔「弱いとこ見せちゃったな、恥ずかしい」
和「全然恥ずかしい事じゃないよ、俺は嬉しかった」
翔「...ばーか」

嬉しそうに微笑めば俺にやさしく口づける

ほんのり苺の香りがする床に押し倒す君

ああ、まだ飯も食ってないのに

もう何回目かも分からない2人の夜を迎えた

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