テキストサイズ

人間型ロボット

第5章 出逢イ 再ビ

雅紀視線に戻ります

___



雅「んん ...」

目が覚め時刻を見ると昼の2時を回っていた

昨日は和がいなくて暇だったから
朝までゲームしたんだっけ

寝すぎでだるい体を起こしキッチンへいく

蛇口を捻り水をコップに入れる

少し汗ばんだ服を脱ごうと寝室へ戻ろうとしたら


ガチャ

ドアの開く音がした

あ、和だ
玄関へ迎えに行く

雅「和、おかえ ..」

翔「初めまして 雅紀さん 。でいいのかな」

変な感じと笑いながら話す写真で見た翔ちゃん

横には和がいて仲良く恋人つなぎをしている

翔「じゃあね、和。明日寝坊するんじゃないよ?」

和「大丈夫だもん、翔ちゃんこそね」

翔ちゃんが和の頭を撫で
和はとびきり嬉しそうな表情を見せる

幸せそうだな

俺、気付いちゃったよ

このモヤモヤする気持ち

多分俺は和の事が好きなんだ

今すぐにでも翔ちゃんと和を引き離して
和を俺のものにしたい

でも二人の幸せそうな顔を見てると
そんな事言える筈も無く

和「何玄関で突っ立ってるんですか。虫入るでしょー」

振り返れば和は既に部屋へ入っていた

まだ片付けてないゲームを和がとり
早速始めようとしている

和のその姿をボーっと見ていると
また頭に痛みが襲ってきた


(( 雅紀よわすぎでしょ、何回負けてんのさー))

((うるせぇ次こそは勝つ!))

((はいはい 笑))


雅「はぁはぁ ..」

和「ちょ、雅紀さん大丈夫?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ