ラブロマンスはあなたと☆
第2章 嘘でしょ?
でも…。
ぐぅ〜
朝から何も食べていない私のお腹が鳴ってしまった。
「ほらー、やせ我慢するなよ。寿司?焼き肉?カレー?それとも」
「ファミレス」
「ぷっ。はい了解」
「何がおかしいのよ」
「べーつにー」
なぜか恭也は楽しそうに笑っていた。
ーーーー
「ご注文のお料理は以上ですね?ではごゆっくりどうぞ」
「ありがとう」
なんだか恭也の顔がまともに見られない。
だってあんなに泣いてしまって、私の気持ちがばれたも同然じゃない…。
そういえば恭也と二人で食事なんて、初めてかも知れない。
恭也は慣れた感じで落ち着いて食べていた。
「まゆ、食えよ?」
「うん」
きっと恭也は何度もこうして、私の知らない子と過ごしてきたんだろうね…。