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ラブロマンスはあなたと☆

第2章 嘘でしょ?


私達はファミレスから出ると、車に戻った。

ドアを閉めると思う。
車の中って、すごく静かだ。
黙っていると、息がつまりそう。
恭也はハンドルに手を置き、前を見詰めたままだった。

「恭也、話って何だったの?」

恭也は私をじっと見て言った。

「きのうの夜、俺といた子…ほんとは彼女じゃない」

「…じゃあ、誰なの?」


「遊び相手の子、なんだ」

「えっ!」

遊び相手って、つまり…。

「まゆ、俺は特定の子は作らないんだ」

私は驚いて声も出なかった。

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