ラブロマンスはあなたと☆
第2章 嘘でしょ?
「信じられない…。なんでそんなことしてるのよ?そんなの…恭也らしくないっ」
怒りと悲しさで涙が溢れ出す。
「まゆと会えなくなってから、寂しくて辛くてたまらなかった。
だから俺に寄ってきた子と、割り切った関係を結んでしまった。
まゆを忘れることができるなら、いいと思ったんだ…」
「何言ってるの?
私のせいだと言うの?その子は、きっと割り切れてないと思うよ。恭也の事が大好きに決まってるわ!なんで…そんなひどいことができるのよっ!」
恭也の顔が歪んだ。
「じゃあ俺にどうしろって言うんだ?俺とまゆが、正々堂々と付き合えるとでも言うのかっ」
「っ…」
このとき私は知った。恭也もまた、私と同じ気持ちだったのだと。