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たゆたう草舟

第2章 余計なお世話

 
 穏やかな肌の触れ合いが続くと、今度は痛みよりもどかしさが先立ちます。時が過ぎるたび私を貫く剛直は存在感を増し、心臓を責め立てました。

「ぁ、の……昌幸、様」

「もう痛いのはいいのか? どうしてほしい」

 問われれば、私の中に羞恥が生まれます。自分から求めるなど、痴女である証です。しかし昌幸様の色気あるお顔を見ていると、どうにも疼いて仕方ありません。

「動いて……ください」

 私が意を決し言葉にすれば、彼は満足げに頷きます。淫らな私を嫌に思うのではないかと案じましたが、むしろ喜んでくださったようです。

「いい子だ。私もそろそろ我慢が利かなくなるところだった」

「んっ、はぁっ!」

 昌幸様は私を膝の上に乗せ、下から突き上げるように腰を動かします。揺さぶられれば体は自然と地に落ち、より深くまで彼を受け入れました。

 私の嬌声と共に、水音がぼうっとする頭に響きます。それはますます官能を高め、私を高くへと舞い上がらせました。

「女童が、このように淫らで従順な女になるとはな……」

 昌幸様のものがより大きくなるのを感じ、私は煮えたぎる頭に一つの不安を覚えます。このまま、最後まで致す訳にはいかないのです。
 

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