
ノンフィクション
第1章 序章
俺はいつも通り学校に行き、いつも通り昼休みクラスで一人ボッチだったある日、桐谷が声を掛けてきた。
桐谷「遠矢!ねぇ、知ってる?」
俺は昨日のネトゲで夜更かししたため超絶に眠たかった。
遠矢「桐谷、俺の大事な睡眠時間を妨害するつもりかー?」
桐谷「何よ!人がせっかくいい情報持ってきたっていうのにその態度は!」
遠矢「聞くだけ聞こう。」
桐谷「これはネット上でも出回ってない極秘になっているゲームの事なんだけど。」
こいつも立派な廃人である。
遠矢「ネトゲか!?」
桐谷「うーん、それがよく分からないんだけど、パソコンや携帯、ゲーム機や高性能の電子機器なんかも使わない近未来ゲーム、らしいのよ………」
遠矢「おぉぉ!!すげぇじゃん!」
桐谷「すごいんだけど、何かそれ、リアルの世界が、ゲーム化出来るらしくフィクションで映画とかRPGゲームの主人公になれるみたいなの。」
遠矢「それめっちゃ良いじゃねぇか!」
桐谷「だけど何かおかしいのよね…」
遠矢「何が?」
この頃の俺は知らなかった…
桐谷「だってさ、考えてみてよ。今の技術がそこまで進んでると思う?」
運命の歯車は…
遠矢「確かに…今の技術ではそこまで開発が進んでいるようには思えない。
ところで、誰にそんな話を聞いたんだ?」
この時すでに…
桐谷「この情報はね……」
絶望に向けて……
桐谷「開発者である私の父よ。」
動き始めていたことに………
