『愛しいキミへ…。』第2章「キミは知らない」　10ページ

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愛しいキミへ…。

第2章キミは知らない

智「潤。もしかして告白されるんじゃないの？」
「でも告白されても答える事出来ないからなあ…。
どうしたらいいかな？」

でも無視する訳にもいかないしどうしようかな…。
「智。どうしたらいいかな？」
智「折角勇気を出して渡して来たんだから、それには答えないとダメなんじゃない⁉︎」

めんどくせぇ〜とは思ったが智の言う事に一理あると思い、仕方なく約束の時間に校門の前で待っていた。
今日は早く帰りたいんだんだよね、本音を言うと…。

今日は翔の受験が終わる日で、久しぶりに翔の家族と俺の家族で翔の受験お疲れ会をする事になってんだ。

実は俺はしばらく翔に会っていない。
翔の受験に迷惑をかけたくないからしばらく会うのを我慢していた。顔を合わす程度はしていたが、ガッツリ話すことがなかった。
だから今日が楽しみにしてたのに、気が狂うぜ。