愛しいキミへ…。
第6章 初デート。
(潤side)
相葉くんから4人でデートしないかと持ちかけられて俺は嬉しかった。デートというものをした事がなかったから…。
翔は常に忙しく、俺は翔を困らせたくないあまり本当の事が言えなかった…。
だから相葉くんがそう言ってくれて本当に嬉しかったんだ。智って幸せだな…。恋人の事を一番に考えてくれる人に巡りあえたんだから…。
「智!!相葉くんに来週の日曜日の事聞いた?」
智「聞いたよ。4人でデートするって話だろう。
あとは翔くんの返事待ちで、今日話すって。」
ブーー、ブーー、ブーー。
智「ちょうど、雅紀からLINE来たわ。
翔くんOKだって。」
「智って、相葉くんの事、雅紀って呼んでるんだな。
ちょっと意外ー!?相葉くんには何て言われるの?」
智「そんなの興味ある??普通に智だよ。」
(まあ、二人っきりの時は呼び方変わるけど…、それは2人だけの秘密。いくら親友の潤だけど、言わないよ)
「そうなんだ。でも2人が付き合ってるなんて驚きだよ。どっちから告ったの?色々聞きたいけど、止めておくわ。言いたくないだろうし…。」
2人の事、気付いたのは高校に入ってすぐだった。
相葉くんが、智に向ける視線で分かった。相葉くんって、翔と同様分かりやすい性格だから、すぐ分かったよ。
2人が付き合ってることなんて。