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愛しいキミへ…。

第6章 初デート。

(翔side)

家にいると、潤からLINEだ。
『来週の日曜日、横浜のみなとみらい周辺にしませんか?』と…。

俺はすぐに返した。
『いいよ。』

みなとみらい?ここから大分離れてるよ。
潤が俺の為に…、俺が周りの目を気にして、近場だと楽しめないだろうと思って考えてくれたんだよね。
本当にありがとう。俺、潤が恋人で嬉しいよ。


俺は部屋のカーテンを開けた。
同時に潤も開けた。
俺たちの部屋は隣同士だから子供の頃、よく屋根を伝い行き来してた。もう流石にしなくなったが、今はすごく潤が愛おしく感じた。


潤もそう思ったかは分からないけど、久しぶりに屋根を伝い、俺の部屋に来た。
そう、俺を抱き締める為だ。


軽快にしかも、音を立てずに潤がやって来た。

やって来るなり、俺は潤に抱き締められた。

潤「久しぶりだね。こうして翔の部屋に来るの?」

「……うん。……」

潤「LINE見てくれたんだね。嬉しいよ。思う存分楽しもうぜ。」

「……うん。……」

しばらく潤の胸の中にいた。
でも急に離れた。すると、潤の顔が俺に近づいてきた。

俺は静かに目を閉じ、その時を待った。

潤「可愛い…。」と小声で呟いた。

からかっているのだと気付き、目を開けると、潤の唇が俺の唇と重なった。

最初はチュ、チュと軽めのキスだったのに段々と深く、深くなってきた。

俺は堪らず潤の服を摘み、それに対応した。
「…んん…、はぁはぁ。……んんん。」
いつもより濃厚なキス。俺は立っていられなかった。

いつもと違う甘い甘いキス…。
嬉しい…。俺、潤に愛されているだ。

そんな事を思ってたら、下から母さんに呼ばれた。

母「翔⁈ちょっと話があるから下に降りて来て…。」と…。

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