愛しいキミへ…。
第6章 初デート。
下に母さん達がいるのをすっかり忘れてた。
でも潤が部屋に来てることは驚かないだろう…。
でもこの状況はマズイ…。
母「翔⁈ 聞いてるの?話があるから下に降りて来なさい。分かった??」
俺は潤から離れ、返事した。
「聞こえてるよ。今から降りるよ。ちょっと待って。」
返事をする為に俺は勢いよく潤から離れた。
だって、離してくれなかったし…。
潤が下を向いて悲しそうな目をした。
「ごめん…。
でも潤が離してくれなかったんだから仕方なく…。」
でも下を向いたままだった。
気まずいと思ったが、よく見ると肩が揺れていた。
そう。潤は俺をからかっているだけだったのだ。
「もう。心配するだろう。」
潤「だって…。翔からかうの楽しんだもん。」
「悪趣味だな。本当に嫌われたと思っただろう。」
「俺が翔を??何されてもどんな嫌な事されても俺が翔をきらになる事は一生ないよ。」
フフフッと潤が笑った。
潤「それよりもおばちゃん呼んでるから行ったら?
俺は部屋に戻ってるから。じゃ、またな。俺の愛おしい恋人くん。」
俺は潤が部屋に戻るのを確認して、下に降りて行った。