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私の彼は****が好き

第5章 彼の友だちと…………

アパートの窓、明かりが点いていた。


今日タケルは早番だったから、先に帰ってたらしい。


いつもなら迷いなく嬉しいのに、今夜は胸が苦しい。なぜなら会わせる顔がないから……。



「ただいま~」


でもなるべく明るくドアを開けると、タケルは珍しくキッチンに立ってた。


「おかえり。遅かったね」


いつも通りのタケル(当たり前)


「ん、ちょっとね……。あ、ごめんね、遅くなって。……もしかしてゴハン作ってくれたの?」


ガスコンロのフライパンからは、香ばしくていい匂いがする。


「冷蔵庫の有りモノだから。期待しないでね」


「……ありがとうっ」


「絵里も最近疲れてるみたいだしさ」






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