
私の彼は****が好き
第12章 飲み会の夜に…………
*
お風呂から上がると、さっそく亜也ちんにLINEしようと思った。
もう11時だからさすがに起きてるよね……?
バックの中からスマホを取り出す。
……ん?
でも、スマホには知らない番号から着信アリの表示が。
どうやらお風呂に入ってる間に電話が来てたみたい。
……誰だろ?
ま、いっか。
ちょっと気になったけど、こっちから掛けなおすのはやめとこ。変なひとだったら怖いし。
そしてLINEを開こうとしたけど、その瞬間電話が鳴った。
「……っ!?」
しかもさっき不在着信の番号だ……。
誰……!?
なんとなく嫌な予感がしたから迷ったけど、
……指で通話をタップ。
「…………もしもし?」
おそるおそる出ると、
「あ……絵里ちゃん?」
男の人の声だった。
