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私の彼は****が好き

第13章 飲み会の夜に(タケル編)…………

「……ごめんね、タケルぅ……!」


「……ン?……なにが?」


「なんか、…………いろいろ!あたしもっとタケルを大事にするからっ!」


「…………?あ、ありがと…」


あたしみたいなダメダメなコと、モテ男子のタケルがつき合ってくれたのは奇跡だ。


もっとタケルを大事にしなきゃ……!


「…………なんかまた頭ン中暴走してない?」


「だって、だって!……大事にしないとタケルがぁ……!」


「うーん、……あのね、そりゃ高校の頃は別々だったけど、いいんじゃない?…………だってこれからはずっと一緒にいるんだから」


「……え!?」


タケルは仔犬を撫でるように、ヨシヨシとあたしの頭を優しく撫でてくれた。



「オレね、絵里に会う前は誰とつき合っても長続きしなかったんだ。すぐ、"このコじゃない"って思っちゃって……、」


「……っ」


「でも絵里に出会って変わった。"あ、このコだ!"って思った」



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