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私の彼は****が好き

第16章 えっちサークルで…………

誰もいない、


入口の横にあるソファに、あたしはどさっと腰を落とした。


「……歩けない?」


ナオくんが顔を覗いてくる……。


「……………………だ、だいじょ…ぶ……!」


そう答えたけど、嘘だ。


まだ身体がうまく動かなくて、特に腰から下に力が入らない。


でも、それ以上に恥ずかしくて、気まずくて、一人になりたい……っ


だけど助けてくれたのに、先に帰ってなんて言えないし…………。


ていうか、あたしのあんな姿見て、もう呆れたよね……?


引いたよねっ……!?


もう"好き"なんて気持ち、消えたよね……っ。


…………ってその方がいいんだけど……っ。


「絵里ちゃん」


薬が切れてきたのか、少し冷静になった頭で色々考えてると、


ナオくんが心配そうな顔になって……


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