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「……ホントは今日な、ずっと改札で絵里ちゃんのこと待ってた」


…………え!?


「どうしても二人で会いたくてよ」


……うっそ。


「……じ、じょ、冗談、だよね……？」


なんとか声を絞り出した。冗談だって、笑って欲しかったけど、残念ながらケンジくんは硬い表現を崩さない。


あたしにいったい何を言いたいんだろうっ……!?


「パンツ、下ろしてくれる？」

「……………………え、」


耳を疑う。


「パンツ脱いで、ココ、開いて」


「…………!?」


その答えは、あたしの想像を越えた…………ううん、家に誘われたとき、なんとなく予感したものだった。


で、でも、


「な、何でいきなりそんなこと言うの？ぜ、ぜったいに嫌だよっ！……ぜったいに嫌っ」

「なんでいいじゃん」

「よ、よくないよ！なんでそんなこと急に言うの？ケンジくん変だよ！」

「急じゃなきゃパンツ脱いでくれんの？」

「やだってばっ‼………………お願い……離して……？」