テキストサイズ

「先生、食べちゃっても良い?」

第10章 浴室

バカな女と言われようが。




淫乱と言われようが。




求めるのは、キョウ君一人だけ。




そっと振り返って、







「…怒ってないよ」






そう答えた後に、キョウ君が嬉しそうに笑って抱きついてくると。







「マジ!? よかった!! 先生怒らせちゃったかと思ってた!!」








心にもやが掛かったような気持ちに一瞬なったけど。



気づかないふりをして、近づいてくる唇がそんな気持ちを消してくれるんじゃないかと淡い期待を込めながら目を閉じた。







「先生、大好きだよ」


「うん。私も……」










何でキョウ君は、特別室に来なかった事に対して私が怒ってると思ったんだろう。




何か後ろめたい事があるから……?




もしかして日向先生の言ってた事って本当なの……?





同じクラスの子とSEXしてたの……?







キスしてるのに……不安ばかり増していく……。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ