「先生、食べちゃっても良い?」
第12章 特別室 その参
ドアの前に立ち尽くしたまま私の頭には色々な事が思い浮かび、その内気づけば思い切りドアを開けていた。
するとすぐに見たくもない光景が視界に映ったが、恐る恐る特別室の中へと足を踏み入れる。
……特別室の中には、椅子に座ったキョウ君と、キョウ君に跨る山田さんの二人がいて、山田さんの方はシャツのボタンが全て外され、上の下着が下へズラされているせいで胸の膨らみが露わになっていた。
予想はしていたけど、目の当たりにすると……胸がえぐられたように苦しくなる。