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年上なのにこんな子供染みた真似をするなんて、驚く以上に呆れられたかもしれない。




けど体を起こしたキョウ君から顎にそっと指を添えながら、顔をキョウ君の方へ向かせられようとすると、呆れられたって良いと思ってしまう。呆れられたって……やっぱり好きなのは変わらないから。







「拗ねてないでこっち向いてよ、先生」



「……拗ねてません」



「ウソばっかり。こっち向かないと、押し倒して無理矢理抱くけど良いの？」



「ダ、ダメ……」







無理矢理という言葉に目をキョロキョロさせ、慌てていると、だんだんキョウ君の顔が迫ってくる。



どうしたんだろう……とその行為が気になり視線を向けてみたが、キョウ君と目が会った途端に後悔した。






「俺、刺激なんて求めてないよ。欲しいのは、千尋さんだけ」






獲物を狙う獣の様な鋭い熱線を浴びると、真正面にあるキョウ君から視線がそらせなくなる。