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「先生、食べちゃっても良い?」

第15章 キョウの部屋



ソファに座り、リモコンでテレビをつけるキョウ君と向かい合う様に膝の上へ座らされても、苦しい程に子宮が疼く。




……このオモチャを抜いて貰えれば、少しは楽になるのに……。きっと頼んでも抜いてくれない筈。でも……。







「キョウ君……お願い、オモチャ抜いてくれない……?」




「どうして? 俺のよりも嬉しそうに咥えてるくせに」




「そんな事ない……も、苦しいの……限界……」







熱くなる息や体。
トロンとなる目。


自然と漏れるいやらしい吐息。



そんな私の方を見ないままテレビを見ながら、キョウ君は私の両手の輪に自身の顔をすっぽり入れると、片手でオモチャを掴む。




その行動の真意が分からず、尋ねようとした時。







「苦しいならこうして俺が持っててあげるから。自分で腰動かしたらいけるよ、センセ」









キョウ君からそう言われると、一瞬戸惑うしかなかった。


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