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「先生、食べちゃっても良い?」

第16章 特別室 その四




「おか、犯すって……! またそんな事を言って! 日向先生には関係ないじゃないですか!」







そのままどうにか逃げようと試みるも、日向先生がじりじりと近寄ってくると蛇に睨まれた蛙の様に私は萎縮して、その場から動く事が出来ず。


ただ日向先生の怖い顔をビクビクしながら見つめる。

そんな私に、





「……お前、苛つく」






そう言って不機嫌顔を貫く日向先生。

だけど急に私の顎を指でくいっと上げると、






「好きだって言ってんだろーが……キスして確かめてみるか?」







もっと不機嫌そうに、眉根を寄せた。

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