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「先生、食べちゃっても良い?」

第16章 特別室 その四



すぐに振り返って日向先生に抗議しようとしても、日向先生の方が先に話し出し。







「別れたんじゃなかったのかよ。曽根崎とは。まだ付き合ってんの?」

「ひ、人の携帯を勝手に見るなんて……!」

「もしかして……教師辞めるのも、曽根崎のせいか?」

「っ……違います……」







視線を下げる私に今までで一番不機嫌そうに話し掛けて、








「嘘つけ……お前、自分が何してるか分かってんの? 自分の人生捨てたようなもんだぞ?」








私にまっすぐ正論を突きつけてくる。

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