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「先生、食べちゃっても良い?」

第16章 特別室 その四




その服従させる様な冷たい瞳に、私は背筋を凍らせながら息を飲む。






「証拠って……何……」






この後どんな恐ろしい事を言われるのか、ドクンドクンと鼓動を速める。

だから張り詰めた雰囲気を柔らげる様に、







「キス。して?」







可愛らしく微笑まれると、唖然とした。







「えっ……? キス……?」

「うん。早く、先生」

「あ、うん……」







続けて急かされると、すぐに立ち上がる。

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