「先生、食べちゃっても良い?」
第18章 おまけ
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それから一カ月が経ち、高校は夏休みの真っ最中。
大学受験を控えているキョウ君は毎日勉強をして……いるというのは大間違いで。
……彼は何故か今のままでも自分が大学受験に合格出来ると、自信に満ち溢れている。
今日も本人の希望で、勉強をそっちのけにやってきたのは花火大会。
しかも……浴衣をしつこく希望されたわけだけど。
その理由が、今なら何と無く分かる。
「先生、浴衣姿可愛い」
「んっ……キョウ君……待って……」
「待たない」
花火大会の場所から徒歩で近い距離にある、ラブホテル。
そこに入りたいと花火大会の後強請られ、入ったは良いもののすぐにベッドへ押し倒されると、私は深い口付けで執拗に攻められた。