「先生、食べちゃっても良い?」
第19章 おまけ2
……ばれた?って……。
最近の高校生は皆こうなの……?
積極的な事は良い事だけど、恋愛に対して本気で向き合わないのは……良くないと思う。
「誠ちゃん……悪いけど私……彼氏一筋だから……って、何してるの!!」
いつの間にか誠ちゃんが上半身裸になっていて、ドキンとすると同時に声を荒げた。
ぱさっと洋服を床に落とした誠ちゃんは、また机に両手をついて私に迫る。
「千尋ちゃん、ここでしようよ。彼氏より気持ち良くしてあげる」
「な、何を!! そんなませた事言って!!」
つい最近まで子供だと思っていたのに。
いつの間にこんな事を言う子になっちゃったんだろう。
従兄弟のお姉さんとして悲しくもあり、……強い危機感。
「誠ちゃん、早く服を着なさい!!」
腕を組みながら誠ちゃんの体から顔を背け、私はドキドキする心臓を落ち着かせようとする。