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この不機嫌そうな低い声。もしかして怒って……







「俺以外のなんて見ないでよ……ねっ？」


「っ……!!」








かわ、可愛い……怒ってるんだろうけど、急に両肩を持って体を引き離されながら、真剣な顔でじっと見つめられると。







…胸が鷲掴みされて。








「先生……俺もしたい」


「……うん」









そのまま深く口内に侵入してくる舌に、また翻弄されていく。







音を立てないよう静かに舌や唇を吸ったり舐めたりとお互い繰り返している内、パンパンっと体が当たり合う音とか、可愛い喘ぎ声がマットの方から聞こえてきたけど。







自分達の世界に入り込んで、いつしか気にならなくなっていた。