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｢わ、私自分に自信がもてなくて、人と関わるのが苦手なんです。だから一人でいる方が楽で…｣


｢ふーん、そうなのか…。ところで、オレの事どう思う？｣

｢どうって…?｣

｢はぁ。やっぱ全然眼中になかったみたいだな｣

｢そ、そんなことは!
ない…ですけど｣

｢ほんとに?｣

｢ええ｣


私はなにがなんだかわからなくて頭がこんがらがる…。


｢じゃあ、オレと付き合って欲しい｣


ん??まさかこれは。


｢ええっ…!
どうして私と?｣


｢驚かせてごめん。
実は同じクラスになってから、君をずっと見てた｣

｢うそ｣


｢結構熱いまなざし、送ってたんだけどな｣

海斗の顔が少し赤らんでいた。


｢でも…っ私なんかと付き合ったら、あなたがきっと変な目で見られるわ?｣


｢別にそんなの関係ないさ。だから、付き合って!｣

｢え……｣


ドキドキする…

こんな私がいいなんて。
彼の真っ直ぐな瞳から目が離せない。


私が誰かと付き合うなんて、絶対あり得ないはずなのに。


｢……いいですけど｣

返事をする私の頬も、熱かった。