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授業が終わった後には他の生徒に色々と聞かれたりした。何話したのとか、大丈夫だった？とか、あんま気にすんなとか。適当に答えておいたけど、どうやら阪本は怖がられているみたいだ。ちょっとめんどくさいとこはあるけど、怖いなんて思ったことはないんだけどなぁ。

その様子を、千切るような鋭い目つきで見ている女子生徒のことも私は認識していた。私に質問する群衆がパラパラと散り始めると、ソイツは私の元へ歩み寄って更に鋭い視線を私に浴びせかけた。

「...なんだよ、魅華。」
「いえ、なんでもありませんけど。それとも何か私に心苦しい事でもありましたか？」
「仕方ないだろ、たまたまボーッとしてたらこんなことになっただけなんだから」
「私は、何も、言っていません。」


魅華はいつも以上にツンツンしてる。魅華は阪本の事を心の底から尊敬している、そしてそれは別の次元の好意へと移行しているらしい...よくわかんないけど。
阪本を好きになるのはわかんなくもないけど、正直魅華の入れ込みようは異常だと思う...本人には言えないけどね。