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それは恋のレッスン

第3章 ☆長谷川書道教室


 チラシに記載されている時間帯は、『毎週火曜日の夜7時から9時まで』とある。これなら仕事が終わってからでも通えそうで。
 
 場所も会社からひと駅と近く、丁度、私の家と会社との間に位置しているその教室の場所は通いやすく好条件で。


―――よし決めた!


 チラシをみた瞬間に、なんだかから凄く運命めいたものを感じ、、私はその書道教室の見学体験に行ってみることにに通うことに決めたのだ。


♣ ♣ ♣


 先生の自宅兼住宅の古民家の一室。

 昭和の香りと墨の薫りが漂うレトロなその部屋で、書道教室は行われていた。


「今日は、見学体験にいらっしゃって下さってる方がいますので、皆さん質問には優しく、くれぐれも優しくですよ。答えてあげてください。
では、今日の練習も頑張りましょう」


 見学体験に訪れた書道教室。

 先生の穏やかな優しい声が教室に響いて。その低めの穏やかな声が耳に心地よく、私はにうっとりと聞き惚れてしまう。

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