Sparkling!
第8章 朱(あか)に碧(みどり)をまぜたなら
大野side
にのにチューしてもらったあと、
いつものようににのに寄り添うように目を閉じた。
でも、
急に玄関のドアが開く音と、人の足音が聞こえてきて、
その音だけでもビックリなのに、
突然、寝室のドアが開けられた。
櫻「さ、さ、さ、智くん…。」
え?まさか、翔ちゃん?
相「に、にのぉ…。」
何で相葉ちゃんまで?
二「何なんです?いきなり寝室に乗り込んできて?」
目を擦りながら不機嫌そうな声をあげるにの。
相「何…って、何でりーだーと…りーだーと…。」
二「もう。そろそろ寝ようと思っていたのに…。」
櫻「ね、寝る!?」
二「まんまの意味ですって!」
「そうだよ!?パジャマ着たまま何するって言うの?」
二「そうですよ!?何ならあなた方もここで寝たらいいじゃない?」
にのの剣幕に気圧される翔ちゃんと相葉ちゃん。
相「そ、そうしよっか、ね?翔ちゃん?」(え?そうなります?)
櫻「え?相葉くんと?」(ちょっと不満。)
二「当たり前じゃない?」
「にのぉ、僕、眠い。早く寝よう?」
二「ほら、カノジョもこう言ってますし。」
翔ちゃんの肩が、さらに撫でっていることに気づかないまま、
僕は深い眠りに落ちた。