Sparkling!
第8章 朱(あか)に碧(みどり)をまぜたなら
二宮side
「ホントにいいんですか?」
櫻「いいよ。」
余裕ですね?翔さん。
櫻「相葉くんなら速攻引き剥がすけど。」
「嵐で1、2を争う歩く性欲の塊ですからね?」
櫻「もう一人は誰なの?」
あ、自覚なしですか?
櫻「もし、俺だ、っていうなら、それだけ智くんの色気が半端ない、ってことでしょ?にのも。」
「俺も?」
「智くんがいること忘れて夜這いに来るぐらいだから。」
それ、俺のフェロモンに引き寄せられたんじゃなくて、
自分の性欲に忠実なだけでしょ?
俺の隣で気持ち良さそうに寝ていた人がもぞもぞと寝返りを打ったか、と思ったら、
シーツから顔を覗かせ、くりくりとした目で俺と翔さんを見比べた。
大「どうしたの?二人とも?」
「いやね、りーだーって、可愛いですね?って話してたんですよ。」
大「もー、またあ!?」
櫻「………。」(←抱き締めたい衝動を我慢している。)
相「いーなぁ翔ちゃん。」
「あなたよりまだ紳士的ですよ?」
相「じゃあ、俺も紳士的に迫ったら…」
「ないですから。」
相「にのぉ〜。」
櫻「じゃ、相葉くん、俺と寝よっか?」
相「えっ!ね、寝る?」
櫻「そ!俺と寝よ?」
相葉さん、まんまの意味ですよ?
…多分。