Sparkling!
第8章 朱(あか)に碧(みどり)をまぜたなら
相葉side
もー、冗談に聞こえない、って、にの。
櫻「あ〜、もう!智ぐ〜ん!」(物凄いちっさい声で。)
「ちょっとちょっと!翔ちゃん、離れて!!」
背中からガッチリしがみついてきて、
りーだーの名前をちっちゃい声で口にする翔ちゃん。
そのまま俺のパンツ脱がさないでよ?(笑)
俺も、にのが目の前にいるのに、
抱き締められないんだからさ?
櫻「相葉くん。」
「は、はい。何でしょう、櫻井さん?」(緊張して思わず敬語)
櫻「相葉くんとにのって、入れ替わることないの?」
「え?どういう意味?」
櫻「だから、にのが相葉くんを…。」
驚いて、翔ちゃんに向き直る俺。
「じゃ、逆に聞くけど、翔ちゃんのとこは?」
櫻「ない。」(即答。)
「だよね?」
櫻「じゃ、相葉くんも…?」
「想像出来る?」
櫻「……出来ない。」
「でしょ?」
櫻「じゃ、松潤、とだったら?」
「いやぁ…ムズいなあ…。多分、俺、ヤられる方だと思う。翔ちゃんは?」
櫻「俺はヤられたくない。けど、向こうのキャラ的に嫌だろね?」
「じゃあ、じゃあさ…。」
この質問は特に細心の注意をはらって、
りーだーとにのに聞こえないよう、さらに小さな声で聞く。