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Sparkling!

第8章 朱(あか)に碧(みどり)をまぜたなら



櫻井side


相「翔ちゃんと俺だったら?」


「えっ!?」



「「……。」」(固まる人と返事を待つ人。)



って、何で迷っているんだ?俺。



相「…どう…なの?」


「いや、どう…って…。」


暗闇に目が慣れてきたせいで、


相葉くんの表情がはっきり見える。



「あのさ、もし、俺がアリだ、って言ったら、どうすんの?」


相「エエッ!!」



二人してシーツに潜り込み、人差し指を唇の前に立てた。



相「し、翔ちゃん、マジ?」


「逆に質問なんだけどさ、この場合、どっちがどっちになんの?」


相「翔ちゃんはどっちがいいの?」



そりゃあ、決まってんでしょ?



相「…聞くまでもないよね?」


「いや、でも俺、智くん意外はムリかなぁ。」


相「相手が、そのぉ…にの…でも?」(ホントはここまで言いたくなかった。)


「あー、うーん…いや、ない、かなぁ…。う…ん。でも…。」


相「……アリ、なの?」

「向こうから来られるとちょっと分からないなぁ。」


相「エエッ!?そ、そうなの?」


「じゃ、じゃあさ、相葉くんはその…。」


相「りーだーに迫られたらどうする、って聞きたいんでしょ?」


「うん…。」


相「俺は…………(長い沈黙。)あー、…ある、かも…。」





驚きのあまり、思い切り起き上がる俺。


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