Sparkling!
第9章 ヤキモチ
大野side
「翔ちゃんはさあ、ヤじゃないの?」
櫻「何が?」
「その…おいらはにのと、松潤は相葉ちゃんとそれぞれ一緒に住んでんのに…」
櫻「別に?智くん、何なら俺と暮らす?」
「えっ!?」
約2・5歩(微妙…)、翔ちゃんから後ずさる。
それを見た翔ちゃんの大っきなお目々がイタズラっぽくくりくりと動く。
櫻「冗談だって!でも、面白い反応するね?」
「だ、だって、一緒に住む、なんて言うから。あー、ビックリした。」
「でもさ、そういうの抜きにして一緒に住むのもアリじゃないの?」
「んー、そうだね?」
やっぱ翔ちゃん、賢いだけあって、考え方が違うや。
あ…このまま帰るにしても、今、にのと気まずいんだった。
「ね、翔ちゃん。」
櫻「どした?」
「しばらく、翔ちゃんのとこに居ちゃダメ?」
櫻「俺はいいけど…例によって散らかってるから。」
「それは我慢する!」
櫻「じゃ、1コ条件。」
「何?」
櫻「にのと必ず仲直りすること。」
うーん、それは…。
目を瞑って腕組みして、
にのと仲直りするところをイメージしてみる。
………。
ダ、ダメだ。イメージ出来ない(汗)。
でも…
「翔ちゃん、おいら、がんばってみるよ。」