Sparkling!
第9章 ヤキモチ
二宮side
大野さんが家に寄り付かなくなって、かれこれ3日。
翔さんと談笑しながら楽屋入りしているところをみると、
どうやら翔さんのところでお世話になっているらしい。
大「翔ちゃん、今日晩飯何食べたい?」
櫻「何でもいいよ?あ、何なら外食しちゃう?」
何です?その夫婦みたいな会話。
一瞬、翔さんと目が合った。
櫻「智くん。どうせならみんなで行かない?」
「えっ?」
みんな、ってことは俺も、ってことですよね?
そこへ、潤くんと相葉さんがやってくる。
大「ねぇ、今日、仕事終わったら用事ある?」
松「俺は特に…。」
相「俺、明日早いからあんまり遅くならないなら。」
大「じゃあ…。」
りーだーがちょっともじもじするように近づいてくる。
大「にの…は…?」
「俺は…」
捨てられた仔犬のような目で俺を見つめる大野さん。
少し顔をあげてみると、
真顔で、
こちらの様子を観察するように見つめる翔さんと、また、目が合った。
「いいですよ?行ってあげても。」
はー、俺ってば、
何でこんな言い方しか出来ないんですかね?