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Sparkling!

第10章 愛のしるし



相葉side


何だよ…


モヤモヤした気持ちのまま家路を急ぐ。



やっぱりみんな何か隠してる。


翔ちゃんは、もっと大事なこと、



隠してるっぽいし…



そう思って、ポケットのスマホを出して、


翔ちゃんに電話しようとしたけど、


やっぱ、直接会って直接聞きたいから、



やめた。



せっかく買いに出た缶ビールだったけど、


その日はもう飲む気にはなれず、


お風呂に入ってベッドに潜り込んだ。





そんなことがあって初めて5人揃って仕事をするという日、



二日酔いでちょっと調子が悪い、っていう翔ちゃんに、



思いきって話しかけてみた。



「翔ちゃん、ちょっと、いい?」



冷えピタをおでこにくっ付けてウンウン唸っていた翔ちゃん。



どうしてそんなに飲む必要があったの?


どうしてあんな電話かけてきたの?



どうして…



…俺を避けてんの?





「俺、何かした?」


櫻「いや…別に、何も。」


「じゃ、何で俺を避けるの?」


櫻「避けてないよ?」



目を合わそうとしない翔ちゃん。



「じゃ、俺の方見て言って!?」



堪らず、ソファーで背を向ける翔ちゃんの体を揺する。


けど…



櫻「ごめん、ほっといてくれない…かな?」


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