Sparkling!
第2章 とある日常。(大宮編)
潤くんのことはまだ心配だったけど、
相葉さんもいるみたいだし、もし何かあったら連絡してくるよね?
バスルームのドアが開く音がして、
大野さんが俺の部屋の前を通りすぎて行く。
俺も入ろっと。
と、着替えを手にし、部屋のドアを開けた。
すると、
「うわっ!!び、びっくりしたあ。」
「お風呂空いたこと、教えてあげようと思って。」
目の前に佇んでいる大野さんに驚く。
「そんなん、音で分かります、って。」
「それもそうだね〜♪」
そう言って大野さんはフニャっと笑った。
はー、焦った…。いつから俺の部屋の前にいたんだ?
「あ、それと、お風呂から上がったらビール飲もうよ。」
「それは構いませんけどあなた、湯冷めしますよ?」
「別にいいよ〜。にのに看病してもらうから。」
と、こっちが脱力するぐらいのふにゃふにゃした笑顔を向ける。
まるでクマ…だな?テディベアじゃなくて、柔軟剤のCMの。
あ、リックマでもいいか。(←要はクマのキャラクターならなんでもいい。)