Sparkling!
第12章 好きって言葉が言えなくて。
櫻井side
何か俺、松潤にすげぇ見られてるような気がするんだけど。
しかも、何か怒ってるみたいだし…。
何でだろ?
とか、考えながらシャツのボタンをもう1つ外して、
汗拭きシートで丁寧に拭く。
はー、生き返る!
と、何気に正面に向き直ると、
慌ててそっぽを向く松潤が。
何だよ!?気になるだろ?
立ち上がって松潤の隣に座る。
飛び上がらんばかりに驚いて見せると、
椅子の端っこへ移動する。
やっぱ、変だ。
振り向かせようと肩をポンポン叩く。
反応するけど、目を合わせようとしない。
「あのさ…何なの?」
松「な、何が?」
「俺のこと、ずっと見てるよね?」
松「えっ?み、見てないし。」
「ほおー…。」
松潤の頬を両手で挟んで、
強引に振り向かせる。
「えっ!?」
松「えっ!!」
何だ?顔…真っ赤じゃん?
それに何気に目がうるうるしてて…
…可愛いじゃん…。(←えっ?)
二「我々、このままここにいてもいいんですかね?」
相「い、いいんじゃない?」
大「もうチューすんの?早くない?」
はっ!!俺としたことが!!
今、松潤のこと…。