Sparkling!
第12章 好きって言葉が言えなくて。
櫻井side
って、まさか…
そのまさか?ってこと?
つまりは松潤が俺のことを恋愛対象として見てる、って意味…か?
マジで?
でも、本人から直接聞いた訳じゃないし、
相葉くんたちが面白がってからかってるだけかも…。
でも、
収録の合間の、ふとした瞬間さえ、松潤の姿を目で追ってる自分がいた。
智くんとじゃれあっている時、
相葉くんと談笑している時、
にのと真剣な顔で打合せしている時、とか。
が、一向にこちらに絡んでくる様子はない。
やっぱり、あの3人に担がれてるだけじゃん?
全く、何が面白いんだか…。
結局、何事も起こらないまま収録も無事終わり、
揃って楽屋へ。
着替えを済ませ、帰り支度をしながら何気にスマホを見ると、
ん?メール?
えっ?ま、松潤!?
笑い声のした方に顔を向けると、
松潤が、荷物片手に笑顔で手を振りながら出ていこうとしているところだった。
俺は、慌ててメールを開いた。
『今晩空いてる?一緒に食事でも、と思って。もし、OKなら地下駐車場で待ってて?』
…ただ、飯食いに行く誘いだったら、直接言うはず…だよな?
やっぱ、そうなのかな…。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える