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Sparkling!

第13章 僕らのカタチ。



櫻井side


大「……。」


「あ、あの智くん…」


大「翔ちゃん。」


「は、はい。」


大「僕、疲れたから寝るね?」


帰ってきてから、ずーっと背中を向けてた智くん。

突然、振り向いたかと思ったら、丁寧に頭を下げて手をついての、『おやすみなさい。』



しかも、寝室に鍵まで…(いつもは開けっぱなしらしい。)


次の日の収録も、カメラが回っているところ以外はずっとこんな調子で…



相「翔ちゃんのとこどうなったの?」



セットチェンジの合間に、相葉くんが話しかけてくる。



「ご覧の通りだよ?相葉くんとこは?」


相「ご覧の通り、です。」


「………なるほど。」



異様に厚塗りな右側の頬を指差す相葉くん。(←叩かれた。)



智くんがいつも以上に不機嫌なワケ。それは…。




ちょうど1週間前、楽屋―



「そう言えばもうすぐドラマ、クランクアップじゃない?」


大「うん。やっとだよ?」


「うーん、じゃあ、打ち上げする?2人で?」


大「ホントに?やったぁ!翔ちゃん大好き!!」


「ちょっ、危ない!智くん!!」



抱きついてくる智くん。



勢い余って、2人して抱き合った形で床に転げ落ちてしまった。



二「ちょっとオジサンたち、いくら老い先が短いからって公衆の面前でサカるのやめてもらえます?」


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