Sparkling!
第2章 とある日常。(大宮編)
「あのさ、にの。」
俺の顔を見ることなく俯いたまま口を開く大野さん。
「松潤と相葉ちゃんが一緒に住んでんのは知ってるよね?」
「ええ。もちろん。」
「で、あの二人、付き合ってんだよね?」
「え、そうなんですか?」
「だから、その…ね、ヤっちゃったりしてるわけよ。」
「何をです?」
「まあ…その…あれ。」
「あれって?」
「うーん、だから大概の人は結婚したら子供出来るよね?」
「まあ、そうですね?」
「そういう行為を男同士でもしちゃう、っていうか…。」
「えっ!?あの二人、子作り(笑)してるんすか?」
「いや…それは分かんないけど(←何で?)。」
「じゃ、つかぬことをお伺いするんですけど、我々も何れは…」
「えええっ!!」(←驚きすぎだし。)
いきなり椅子から立ち上がり、俺の手を握りしめてくる大野さん。
「にの。」
「は…はい。」(←若干引いてる。)
「もうそこまで覚悟してくれてたんだね?」
「は?覚悟って…。」
「おいらの子供を生んでくれるっていう…。」
「は?でも、我々男同士だから子供は…。」
「いや!!愛さえあれば出来ないことはないっ!!にのとだったら、おいら越えられる気がするよ!」(←大丈夫?この人。)