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櫻井side


大「翔ちゃん、よーく顔見せて？」



智くんに頬を両手で挟まれ、無理矢理智くんの方に顔を向けられる。



間近に見る智くんの微笑。


怖いぐらいに綺麗で、


しばし見惚れていると、

今度はアゴを持ち上げられて、顔を上向かされる。


その拍子に少し開いた唇の間を、智くんの舌がちろちろと動き回る。


あまりの擽ったさに口元を緩めた隙に舌を掠めとられてしまう。



キスをしている時の、智くんの鼻から抜けていくような甘ったるい声が好きだけど、


智くんの下にいるせいか、


俺の声が猛烈にエロくなってる気がして、


今、猛烈にハズい。



智くんの唇が離れて、


俺の唇の端から流れ落ちた滴を舌で掬った。



口元を拭い、口角をあげる智くんはスゴくキレイで、


スゴくエロかった。



大「もう翔ちゃん、いい加減手、退けて？」



いや、だって、俺が智くんにしてるみたいなことするんでしょ？



嬉しそうに(？)俺の手を取って顔の脇に押さえ付ける。



首筋に落ちてくる智くんの唇。



つーっと滑り落ちていった、と思ったら、



そのまま、胸の突起を口に含んだ。