Sparkling!
第16章 続・二宮病院物語。
大野side
櫻「あっ…やっ…さ、さと…し…」
僕の名を呼びながら仰け反る翔ちゃん。
「ダーメ!ちゃんと僕を見て?」
目をうるうるさせ、耳まで真っ赤にした翔ちゃんの頬を挟んでこちらに向ける。
「翔ちゃんのイク時の顔ちゃんと見せて?」
櫻「そんなハズかし…あっ!!」
口では恥ずかしそうにして見せてるけど、
少し動く度に、僕に絡みついてくる翔ちゃんの腕とか足とかの力がスゴく強くて、
もっと乱れて欲しい、って思ってしまう。
でも…
まだ、翔ちゃんが一番気持ちよくなるポイントに辿り着けないな、と思っていた矢先、
翔ちゃんのため息みたいな声と共に、
がくり、と腰の力が抜けた。
えっ!?もしかして…
もう一度同じ動きをしてみると、翔ちゃんの腕がぎゅ、と僕に絡んできて、
荒く息を吐きながら、額を僕の肩に押し当ててきた。
そんな翔ちゃんの髪を撫でながら抱きしめ、囁く。
「翔ちゃん、一瞬だけ痛いの我慢してくれる?」
「えっ!?あ、さ、智くん!?」
僕は、翔ちゃんの足をさらに高く持ち上げ、
腰をさらに沈めた。
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