Sparkling!
第18章 好きって言葉が言えなくて・その後。①
松本side
翔さん、コイツらに溢すくらいだ。相当悩んでんだろな?
と、勝手にわちゃわちゃしだしたメンバーを見ながら思った。
俺としては、それ以前の問題で、
翔さんが俺のことを、
他のメンバーと一線を画した関係だ、と思ってくれてんのかどうかが…
…知りたい。
収録の合間も、普通に接してくれてるように見えたけど…
けど…
1度も目を見てくれなかった。
大きく息を吐く俺の肩を誰かが叩く。
大「そんな切ない目で見てたら、イヤでも気になっちゃうじゃん?」
「ごめん…。」
大「相葉ちゃんもにのも、フザけてるようにしか見えないけど、スゴく心配してたよ?」
「そうなんだ?」
全然見えなかったけど(笑)?
大「翔ちゃんも、真剣に向き合おうとしてるみたいなんだけど、どうしたらいいか分かんないみたいでさ?」
「えっ?そう…なの?」
大「翔ちゃん、って頭いいけど、こういう駆け引き苦手なんじゃない?」
「駆け引き、って俺は別に…。」
大「だって、今の松潤、カレシからキスしてくれるのを待ってる女の子みたいなんだもん。」
「おっ、女の子?」
俺の声に反応した、相葉さんやにのと一緒に、
翔さんがこちらを見た。