Sparkling!
第18章 好きって言葉が言えなくて・その後。①
櫻井side
まだ、モヤモヤした気持ちはあったけど、
いつもと違う唇の感触に何だか気持ちよくなっちゃって、
覆い被さるようにしていた松潤の背中に腕を回していた。
松「ん…しょ…さん…」
不意に離れた唇から、
俺の名前をため息を溢すように呼ぶ声にぞくりとする。
松潤のそんな艶っぽさに誘われるように体を起こすと、
俺の方から松潤に覆い被さった。
「松潤、お前、可愛すぎだから…」
熱っぽい目で見上げる松潤の頬を両手で包み込み、
赤く濡れた唇に口づける。
薄く開かれた唇の隙間から舌を差し込むと、
待ち構えていたように絡めとられる。
少しきつく吸い上げると、
整った顔立ちが苦し気に歪められて、
ため息混じりの甘い声を発した。
さらに堪能するように、口の中に溢れる甘い蜜を舌で丁寧に絡めとってから、ゆっくり唇を離した。
松「翔さん…」
甘えるみたいに、俺に抱きついてくる松潤の蕩けるような目で見つめられて、
体の奥が、甘く疼くのを感じずにいられなかった。
すると、見透かしたように松潤が甘く微笑み、
耳元で囁く。
松「翔さんのココ、当たってんだけど?」