Sparkling!
第18章 好きって言葉が言えなくて・その後。①
櫻井side
あの瞬間、頭ん中が真っ白になって、
全てを吐き出した後、肩で息をしながらぼんやり天井を見上げていた。
松「気持ち良かった?」
口元を拭いながら妖しげな目線を投げかける。
俺は、返事をする代わりに、
ソファーに深く腰かけ、目を閉じた。
まさか、男にイカされるなんてなあ…。
松「もしかして、イヤだった?」
体を預けるように凭れかかってくる松潤を抱きしめた。
「イヤ…とか、そんなんじゃなくて…。」
松「…イヤならもうしないから言って?」
涙目で見つめてくる松潤の頭をぐしゃぐしゃ撫でた。
「…イヤ…じゃ、ありません。」
逆に上手すぎて、誰かに教えてもらったのか、って思ってしまったぐらいなんだけど…。
松「…言っとくけど、俺、翔さんが初めてだから。」
「へっ?」
松「疑われるのイヤだから先に言っちゃうけど。」
見透かされてる…(汗)
「男同士なんだから、どこをどうされたら気持ちいいのかぐらいは何となく解るし。」
「そっか。」
松潤。お前やっぱ、可愛いわ…。