Sparkling!
第18章 好きって言葉が言えなくて・その後。①
櫻井side
「あ…のさ、松潤。」
松「何?」
「その…あれ、って、男同士って、痛いの…か、な?」
大きく見開いた目でじっ、と見つめられる。
「あっ!!ヤりたい、とか、そんなんじゃなくて、聞いてみただけだから!!」
松「…痛いみたいだよ。」
「え?あ、そうなんだ…。」
松「…て、言ったら翔さん絶対にやらないでしょ?」
「う…ん。」
松潤は、俺の肩に額を押し付けたまま押し黙ってしまった。
「もしかして、相葉くんたちに何か言われた?」
松「て、ことは翔さんも?」
ったく、アイツら〜
松「フフっ。押し倒すまでは上手くいったんだけどな?」
「あのさ…もし…もしも、の話なんだけど、俺がその…その気になって、要領とか心得てたら…」
松「…」
「あっ!!ゴ、ゴメン、忘れて今の…」
松「…いいよ?(ボソッ)」
「へっ?」
松「翔さんだったら俺…」
真顔で見上げる松潤。
「でも…痛い、んだよな?」
松「そんな気になる?んじゃ、翔さん痛くないほうやる?」
「それじゃ、松潤が…」
松「へーき。」
俺の頭を引き寄せるみたいに、両腕を首に巻き付けると、少し恥ずかしそうに笑いながら、
唇を重ねた。
松「…優しくしてくれれば。」