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Sparkling!

第19章 好きって言葉が言えなくて・その後②



櫻井side


シーツに顔を埋めたまま、荒い呼吸を繰り返す松潤の頭を撫でてやると、少し顔を動かし、俺を睨み付けてきた。



「気持ち良かったろ?」


すると目を泳がせ、背中を向けてしまった。



「じゅーんちゃん?」


松「う、うるさいっ!!翔さんのバカ!」


「だって、気持ちよくしろ、って言われたから…」


松「だ、だからって!…全部飲んじゃうなんて…。」


「ご馳走さま♪ちょっと苦かったけど…いてっ!!」



涙目な松潤に枕で叩かれる。



松「翔さんには、そんなことしてほしくなかったのに…。」



シーツを頭から被り、背を向けていた松潤を後ろから抱きしめた。



「じゃ、俺にどうして欲しかったの?」


松「そ、それはっ…!!」


体を反転させ俺に向き直る松潤。



「何?言って?」


松「…やっぱ、いい。」


唇を噛みしめ俯く松潤の頭を掻き抱く。



「え…と、優しくしてほしいんだっけ?」


松「えっ?」


「俺、要領分かんないから痛くしちゃうかも知れないけど…。」


松「あっ…いやっ、別に今じゃなくても…」


「ダメ。今じゃないと。」





でないと、





こんな可愛くて、美味しそうな(?)松潤に中々ありつけないでしょ?



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