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松本side


顎を持ち上げ軽くキスをし、



少し顔を離したあと、優しく頬を撫でてくれた。



櫻「俺を信用して下さい。」



あまりに真面目な顔して言うもんだから、思わず吹き出してしまった。



櫻「お前ぇ〜。」


「ご、ごめん。」


櫻「優しくしてやんねぇぞ？」


「…いいよ。翔さんなら。」



今度は、俺の方から翔さんの顔を引き寄せ、キスをした。



櫻「泣いても知らねぇかんな!?」


「逆に出来るの？」



挑発するように微笑んでみせる。



途端、翔さんの顔がオスの顔になって、



痛いぐらいの力で顔を引き寄せられ、乱暴に唇を押し付けてきた。



息苦しさから翔さんの体を押し戻そうと試みるけど、



ざらりとした熱いもので口の中を繰り返しなでられると腰から下の力が抜け落ちそうになって、


逆に翔さんの背中にしがみついていた。



口の中を蹂躙したまま翔さんの手が胸の上を這い回り、



指先が胸の先に触れる度に声にならない声が鼻から抜けていって、



時折、俺の唇を奪いにくる翔さんの唇の中に融けていった。