Sparkling!
第19章 好きって言葉が言えなくて・その後②
松本side
俺のモノから腿の間に伝い落ちる先走りの感覚に思わず体を捩らせると、
それに違和感を感じた翔さんの動きが一瞬止まる。
でも、本能からなんだろうか?
指先でその透明な雫を掬い上げると、俺の脚を左右に開き、その指先を蕾に宛がった。
「んっ……!」
驚き腰を浮かせた俺の脚を押さえ込み、
ゆっくり丁寧に塗り込める。
「はあっ……うっ……んっ。」
本当に初めてなのかな?ってぐらい翔さんは冷静だったし、
…優しかった。
しばらく回りを入念に揉み解したのち、
翔さんは指先をナカに沈めていった。
気持ちいいとか、悪いとか、そんなことを考える以前に、
翔さんの指が、って思っただけで何だか不思議な気がして、ドキドキしてしまう。
翔さんも緊張しているのか、
無意識に発した俺の声だとか、
大きく体を動かしたりだとかに一々反応してしまって、
その先へ進めないでいた。
「あ…の、翔さん?」
櫻「へっ!?あっ?何でしょうか」
「そのまんまだと…その…挿入いんないよね?」
櫻「あっ…!?そっか…そういうことか?」
「あっ…。」
急激に増した圧迫感にシーツに顔を埋めた。